<原因は?>『女川原発2号機』”原子炉停止” 計測機器つなぐ「ナット」の締め付け不足(東北電力が会見)
ミヤギテレビ
11月3日に発生した計測器関連の不具合で、原子炉を停止していた「女川原発2号機」について、東北電力は11日に会見を開き、原因は計測機器をつなぐ「ナット」の締め付け不足だったことが分かった。 東北電力・青木宏昭原子力部長 「地域の皆さま、関係する皆様ご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」 10月29日に原子炉を起動した「女川原発2号機」は、11月3日に発電を再開させる予定だった。 しかし、原子炉内の「中性子」の計測が正常かどうかをチェックするための装置が作動しなくなる不具合があり、11月4日から原子炉を停止している。 この問題について、東北電力は会見を11日に開き、原因は計測機器を原子炉に入れるための管をつなぐ「ナット」の締め付け不足だったことが分かった。 これにより、管が外れ計測機器が原子炉から引き抜く途中でひっかかったことが、不具合につながったとみられている。 東北電力では、今後 計測機器をつなぐ同様の「ナット」全227か所を総点検するほか、構造的に一か所を締めると別の場所のナットが緩む可能性もあることなどを、作業員に周知するという。 「発電再開」の時期は現時点で未定としているが、「営業運転開始」はこれまで通り12月25日をめどに作業を進める方針だという。