多彩なジャズに酔う ストリート閉幕 赤羽ホールなど、計8万1000人熱気
金沢ジャズストリート2024(同実行委員会主催、北國新聞社共催)は最終日の16日、北國新聞赤羽ホールでスペシャルコンサートが開かれ、国内外で活躍するアーティストのステージに観客が酔いしれた。海外のトップアーティストと小中高生の共演など多彩な演目が繰り広げられ、3日間にわたる祭典は最後まで熱気に包まれた。前夜祭を含めた来場者数は前年とほぼ同じ約8万1千人(主催者発表)だった。 【写真】変幻自在のリズムで観客を魅了した「WONK」=北國新聞赤羽ホール スペシャルコンサートには、キーボーディストBIGYUKIさんが登場。参加したアルバムが全米アルバムチャート1位を獲得するなど、世界屈指のプレーヤーが織り成す浮遊感に満ちた音が来場者を引き付けた。続いてソウル・バンド「WONK」が出演し、変幻自在のリズムを披露。観客は立ち上がって体を揺らし、会場は一体となった。 県文教会館では「ジュニア・ジャズ・フェスティバル」が開かれ、地元の金沢ジュニア・ジャズ・オーケストラ「JAZZ―21」、キッズ・ジャズ・バンド「BASIC」をはじめ、県内外の小中高生がみずみずしい音を響かせた。グラミー賞ノミネートのサックス奏者パトリック・バートレイさんが各バンドとコラボした。金沢21世紀美術館では、世界初の電子楽器「テルミン」を使ったコンサートも催された。 いしかわ四高記念公園でフィナーレのステージが行われ、石川ジャズオーケストラ「ピラミッド」が、グラミー賞を2度受けたサックス奏者佐藤洋祐さんら豪華ゲストとともにビッグバンドの魅力を届けた。