羽田空港行きの1番列車が発車! 外観も車内も“台湾づくし”の京急「ビビビビ!台湾号」運行開始
◆ラッピング列車「ビビビビ!台湾号」運行開始
台湾の魅力発信と台湾への観光需要を促進させることを目的とした京急電鉄の特別ラッピング列車「ビビビビ!台湾号」が、2024年6月7日から9月28日までの期間限定で運行を開始した。 【画像】京急らしく車端部はボックス席になっている 京急は羽田空港へのアクセスを担っているので、観光プロモーションを行うには最適の鉄道である。さらに、2015年2月には台湾鉄路公司と友好鉄道協定を締結し、日本と台湾の相互誘客に取り組んでいるので、その一環として今回の企画は実現した。
◆外観も車内も台湾づくし!
車両は1000形1編成まるごと台湾づくしである。外観は「台湾」の文字だけが目につくが、よく見ると、台湾名物のパイナップルの実、茶葉、蘭の花を図案化した秀逸なものだ。車内は、中吊り広告をはじめ、ドア付近や荷棚脇などいたるところに台湾の観光ポスターがぎっしり張られている。旅行会社13社、航空会社6社が協力し、台湾一色! しかも、車両によって中吊り広告などが異なる芸の細かさだ。
◆品川駅で行われた出発式
午前11時から品川駅3番線ホームで出発式が行われた。台湾側から3名(周 台北駐日経済文化代表処副代表ほか)、日本側から2名(蛯名邦晴 日本旅行業協会理事長、最明仁 日本観光振興協会理事長)、それに京急電鉄 原田一之会長、山本勝広品川駅長が登壇、代表者挨拶の後、テープカットおよびフォトセッションをもって終了した。
◆1番列車は品川発、羽田空港行き
11時46分、山本駅長の合図とともに列車はゆっくりと品川駅ホームを離れた。先頭車に来賓が、報道関係者ほかは2号車に乗車。電車はノンストップで羽田空港を目指す。京急蒲田駅ではドアは開かないものの3分ほど運転停車。臨時列車なので、定期列車が先行する。 京急蒲田を発車すると、大きくカーブして空港線に乗り入れる。窓から外を見ると、車体の台湾の文字が輝いて見える。糀谷あたりまでは高いところから沿線の街並みが見下ろせる。 大鳥居でいったん地下に入り、再び地上に出て穴守稲荷を通過。その後、地下にもぐり、羽田空港第3ターミナル駅に到着した。