GENIC豊洲PIT公演レポート「改めて、GENICの第2章の開幕を宣言したいと思います」
「GENICの可能性はこんなもんじゃないと思っています」
和やかなMCを挟みつつ、後半戦へ。西本が「自由気ままに楽しんでいきましょう。チルしようぜ」と言い、始まったのは西本セルフプロデュースの「Chill out!!」。サビではGENIminも一緒に手を振り、そのメロディに身を任せていく。振り付けもチルさを感じさせるものながら、メンバー同士のじゃれ合いも見られて微笑ましい。さらに「みんな踊れる?」と西本が問いかけ「We Gotta Move」、「Supersonic」とテンションの上がる楽曲が続く。 後半になり、さらに上がっていく会場の熱を受け止めたかのように、小池の力強い歌声から始まったのは「ラストシーン」。小池のセルフプロデュース楽曲だ。「好きです」から始まるストレートなラブソングだが、歌詞を辿っていくと少なからずファンとの関係を綴っているようにも感じられる。ダンスなしでしっとりと楽曲を届け、会場もその歌声に聴き入った。 そして本編ラストはぶち上げていくかのように「New Game!!」を。ボルテージが上がっていく会場に応えるようにして、メンバーもステージ上で躍動した。 大きなGENICコールに応えて再び登場すると、「Never Gonna stop」を。サビではメンバーはタオルを、客席はペンライト、もしくは拳を回して盛り上げていく。さらに、クラップとともに「まわりみち」で一体感を楽しんでいく。 しかし、残すところ一曲となり、「終わっちゃうの寂しいよね。このあと何もなくなりますもんね」と西本。が、「ということで、僕たちからサプライズです!」とここで自身最大規模となるツアーが秋に行われることを発表し、ファンを喜ばせた。さらに、東京公演はGENICの結成日に行われるということで、メンバーも喜びをかみしめる様子を見せる。 そして、ツアー最終公演ということで、ひとりひとりからファンに向けてメッセージが送られた。 トップバッターは小池。去年の4月29日のLINE CUBE SHIBUYAよりもキャパの多い豊洲PITをソールドアウトで迎えられたことに改めて感謝を伝え、「今日もこうやって続報をみなさんにお届けできるのは当たり前じゃないって去年わかったし、みなさんがいてこそのGENICです。こうやって僕たちが音楽をできていること、活動できていることに本当に感謝を込めて、今日、音楽を届けたつもりです。皆さん受け取ってくれましたか?」とその問いかけにGENIminも歓声で応え、その声に顔をほころばせた。 続いては金谷。「どん底に落ちていたときに『鞠杏ちゃん以上に、鞠杏ちゃんや鞠杏ちゃんのグループの未来にワクワクしてる』って言ってくれた人がいたんです」と言い、落ち込んだときもGENIminや、メンバー、スタッフがいたから、今ステージに立てている、と語った。 「私もGENICの可能性はこんなもんじゃないと思っているので、みなさんも一緒に私たちの可能性がどこまで広がるか見てくれますか?」と問いかけ、「これからもいろんな景色を一緒に見て行きましょう」と笑顔で締めくくった。 「何も考えてなかったんですけど……」とはにかみながら切り出したのは雨宮。過去、現在、ファンの応援があるから今の自分たちがある、未来に繋がる、と「応援してもらえること」について感謝を伝え、「これから絶対に大きくなって、みんなが言うあのステージに立てると僕は信じていますので、ぜひともついてきて欲しいなって思っていますし、今ライブやってるときも本気ですけど、僕らの本気はまだまだこんなもんじゃないな、と思うから。もっともっと成長するし、その成長をみんなにも見てほしいから、これからもぜひとも応援をよろしくお願いします」 増子は笑顔を見せながらも、「僕ら7人、1人1人が本当に笑われるぐらいのでっかい夢を追い続けてるんですけども、絶対にみなさんがいれば、諦めることはないです」ときっぱり。「僕たちも苦しいときはあるんですけど、そんなときにみなさんが笑顔でいてくれたり、遠いところからでもいろんな形で応援してくれたら、僕らのエネルギーは永遠です。みなさんに笑顔でいてほしいな、と何よりも思います」そして「今日楽しかったって人?」と問いかけ、たくさんの声が返ってくると「それだけでもエネルギーです。ありがとうございました」と笑顔を見せた。