【オーストラリア】訪日豪人8万人超えで4月最多、NZ人も増加
2024年4月の訪日外客数のうち、オーストラリア人は8万800人(推計値)と前年同月比44%増となり、4月単月の過去最高となったことが日本政府観光局(JNTO)の調べで分かった。直行便数の増加が背景。一方、ニュージーランド(NZ)人についてJNTOは4月分を発表していないが、1~2月(暫定値)はそれぞれ前年同月を70%以上上回っている。【NNAオーストラリア編集部】 4月の訪日外客数は全体が304万2,900人で、オーストラリア人の割合は2.6%だった。 訪日オーストラリア人数は、1~4月に33万3,700人となり、前年同期比で74.2%増加した。 また、今年4月と1~4月は、新型コロナウイルスの感染流行前の19年同月・同期比がそれぞれ14.6%増と37.1%増となった。 昨年1年間の累計では、前年から約6倍となる61万3,062人だった。 訪日オーストラリア人数は、桜の見頃となる4月が上半期(1~6月)のピークとなる。一方、8月は1年で最も人数が落ち込み、その後日本訪問では最適の季節とされる秋(9~10月)に向けて増加。休暇シーズンとなる12月には、スキーを目当てに1年で最多の訪問者となる。 ■NZの23年訪日数は5倍以上 JNTOによれば、訪日NZ人数は1月が1万656人で前年同月比122.6%増、2月が6,988人で79.6%増だった。 また、昨年1年間の累計は、7万8,978人で前年の5倍以上となった。NZの訪問者数の月別推移も、オーストラリアと同じ傾向を示している。