私立高校で今年度上半期に学費を3か月以上滞納した生徒の割合 青森県は全国ワースト3位 経済的理由で高校中退の生徒も2年ぶりに1人確認
青森県内の私立高校で今年度上半期に学費を3か月以上滞納した生徒の割合は、全体の1.65%で全国で3番目に高いことがわかりました。 ▼都道府県の魅力度ランキングが発表! 青森県の順位に唖然… その理由は「中心都市の仙台までの距離が結構あって東京に行くにも遠い。かつ寒くて雪も降る…」 県私立学校教職員組合連合は、26日に会見を開き、今年度上半期における学費滞納の調査結果を発表しました。 それによりますと、県内に17ある私立高校で生徒7471人のうち3か月以上滞納した人は123人でした。 滞納率は1.65%で前の年を0.13ポイント下回りましたが、全国では岡山県・高知県に次いで3番目に高くなりました。 また、経済的理由で高校を中退した生徒も2年ぶりに1人いたということです。 県私立学校教職員組合連合 蒔苗克敏 書記 「青森県では冬になると灯油代もかかります。より一層の厳しさが各世帯あると思うので、今後中退者が出てくることが懸念されます。国および県の制度拡充を進めて欲しいという訴えを続けていきたい」 県教職員組合連合は、国と県が2020年度に支援制度を拡充しましたが、いっそう充実させることが必要として、今後も調査を続けたうえで国や県へ働きかけていくとしています。
青森テレビ