■世界に広がるNumber_iを応援する輪

　5月28日、『Jackson Wang World』――ジャクソンが設立したレコードレーベル『TEAM WANG』もフォローしている公式ファンアカウントはXを更新。ジャクソンの新曲リリースに触れつつ、英語で次のポストを投稿した。 《Number_iは昨日新曲「BON」をリリースしました。ジャッキーの皆さん、もしよければジャクソンの「henny」と「Feeling Lucky」のMVをストリーミングしてください》（※原文は英語） 　と、Number_iの『BON』を紹介。そこにはYouTubeのURLも添付されていたのだ。 　それを受けて、日本でも《ジャクソンさん》がXトレンド入りし、“ジャッキー”（ジャクソンファンの愛称）にお礼を言う声も続出。 《凄い再生数で驚いていたら、やはり力強い味方が沢山いて納得したところです嬉しいね》 《何があったのかと思ったらジャクソン様のおかげだったんだね。恩返し（に再生しよう）》 　といった声がXに多く寄せられている。Number_iのファンがお礼にジャクソンのMV再生に“協力”しているようで、ファン同士でも友だちの輪が広がりつつあるのだ。 　芸能プロ関係者は言う。 「“アジアで爆発的に数字を伸ばす”――これは、KーPOPアーティストの売れ方に近いところがあります。今や世界も注目するK-POPアーティストたちは、最初から海外進出を意識した戦略を取っていて、インドネシアやフィリピンなど、若い世代の人口が圧倒的に多い東アジア、東南アジアの国などで多数のファン（フォロワー）を獲得してから、アメリカや世界市場を目指すんです。 　Number_iは4月、アメリカの大規模フェス『コーチェラ』に出場し、さすがに現地の反応はジャクソンさんありきなところもあったようですが、この縁は大きかった。海外で知名度があり、アジアで大人気のジャクソンさんとコラボしたことで、彼のファン、フォロワーに“知ってもらえた”。 　そして、その縁はしっかりとつながっていて、Number_iの動向はアジアのエンタメファンにもチェックされ続けている。その結果が今回の最速1000万再生ではないでしょうか。そう考えるとやはり、『コーチェラ』出演は大きかったですよね。 　果敢に世界に飛び出して行き、友人、仲間を作り、ファンの輪を広げていく――Number_iには今後も、K-POPアーティストに負けない世界戦略を見せてほしいですね」 　世界進出を本気で意識して活動していることが伝わってくるNumber_i。彼らが、日本のエンターテインメントの旗手であることは間違いなさそうだ。