【東京スプリント】地元ジャスティンが中央勢を撃破! 坂井英師「チャンスをくれたオーナーと矢作先生の期待に応えたかった」
[JpnⅢ東京スプリント=2024年4月10日(水曜)大井競馬場、ダート1200メートル] 大井競馬場で10日に行われた第35回東京スプリント(JpnⅢ、4歳上・ダ1200メートル)は、5番人気のジャスティン(小林・坂井英)が直線力強く抜け出し、重賞4勝目を飾った。勝ちタイムは1分12秒3(重)。 2馬身差の2着に3番人気のクロジシジョー(栗東・岡田稲)が入った。勝ち馬は5月1日のかしわ記念(JpnⅠ・船橋1600メートル)への優先出走権を獲得した。1番人気のアームズレイン(栗東・上村)は直線伸びを欠き8着に敗れた。 前日のブリリアントCに続き西啓太&坂井英のタッグがこの日も躍動した。五分のスタートからジャスティンは前を見ながら外目の好位からリズムよく運んだ。4コーナー外から追い上げていき、直線に入ると抜群の手応えのまま直線へ。満を持して追い出されると、前2頭を楽に交わしあとは独壇場。そのまま悠々と突き抜けた。 2日連続重賞Vとなった西啓太にとってもこれがうれしいダートグレード初V。「追い切りからコンタクトをとって、(前走まで騎乗していた)森騎手に話を聞いて、考えて乗って自分なりにうまくいったと思います」。坂井英厩舎開業当初からサポートしていた西啓太。指揮官もその頑張りに応えたいと思っていた。「彼がいなかったら今はなかったかな」。その鞍上の存在が坂井英厩舎の躍進へと確実に繋がっている。 トレーナーにとってもダートグレードは初制覇。「チャンスをくれたオーナーと矢作先生の期待に応えたかったので、まず一つタイトルを獲れてうれしく思います」と、手放しで喜んだ。2年2カ月ぶりに勝利を飾った8歳馬のジャスティン。この先も西啓太&坂井英師のコンビでJRA勢相手に真っ向勝負を挑んでいく。
東スポ競馬編集部