魅了した石原慎太郎知事…失われた「政治とメディアの真剣勝負」 都庁番記者は外注のテレビ局 都政関係者に舐められる悪循環
筆者は最近、ユーチューブで石原慎太郎知事時代の記者会見の一部を「切り抜き」した動画に魅了されている。石原氏の歯に衣(きぬ)着せぬ発言もさることながら、時には記者たちと丁々発止やり合う論戦が面白い。同時に、いまの都政で「政治とメディアの真剣勝負」が失われたようにも改めて痛感する。 =おわり
■新田哲史(にった・てつじ) 報道アナリスト。株式会社ソーシャルラボ代表取締役。1975年、横浜市生まれ。早稲田大学卒業後、読売新聞記者、ニュースサイト「SAKISIRU」編集長などを経て、現在は企業や政治関係者の情報戦対応を助言している。著書に『蓮舫vs小池百合子、どうしてこんなに差がついた?』(ワニブックス)など。