マンUのトッテナム撃破の鍵は“マディソン封じ”とセットプレイか 「マディソンを無力化しようとしない限り……」
今節注目のビッグマッチ
日本時間の30日深夜の0時30分にキックオフを控えるプレミアリーグ第6節マンチェスター・ユナイテッド対トッテナムの一戦。 今節のビッグマッチには大きな注目が集まっているが、そんななか、リヴァプールやトッテナムでプレイした元イングランド代表MFダニー・マーフィー氏は英『Daily Mail』にて、ユナイテッドにとってトッテナム攻略の鍵となる2つのポイントを紹介している。 1つ目はトッテナムの司令塔ジェイムズ・マディソン封じだ。ここまでリーグ戦5試合で1ゴール2アシストを記録するマディソン。前節のブレントフォード戦では3ゴールに絡む活躍を見せており、かつての輝きを取り戻しつつある。 同氏は「ユナイテッドは、マディソンを無力化しようとしない限り、ホームでも試合をコントロールすることはできないだろう。彼らは、彼にボールを触らせないようにしなければならない」と語っており、強力な前線にパスを供給する司令塔に仕事をさせないことが重要だと考えている。ユナイテッドの中盤は不安視されているポジションの1つではあるが、メイヌー、ウガルテ、もしくはカゼミロといった選手らがキーマンになるかもしれない。 そして同氏がもう1つ鍵として挙げたのはセットプレイだ。マーフィー氏はトッテナムのセットプレイの守備を「明らかな弱点」と指摘。トッテナムの守護神グリエルモ・ヴィカーリオはプレミア屈指のGKであるが、セットプレイの守備は苦手だ。 昨シーズンもCKなどのセットプレイから多くの失点をトッテナムは許しており、ここはユナイテッドにとって狙い目となる。正確なキック精度を誇るブルーノ・フェルナンデス、エリクセンなどキッカーはユナイテッドに揃っており、ホイルンド、デ・リフトなどターゲットになる選手もいる。そのため深い位置への侵入を繰り返し、CKやFKを獲得していくこともゴールを奪う上で大事になってくるだろう。 ここまで5試合を終えて2勝1分2敗の両者。両チームともに現在の順位(トッテナム10位、ユナイテッド11位)に甘んじるクラブではなく、このビッグマッチに勝利し、勢いに乗りたいところだが、勝ち点3を手にするのはユナイテッドか、それともトッテナムか。
構成/ザ・ワールド編集部
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