早くも“絶望”…?いまだ試合出場なしの1軍戦力(4)勝負のシーズンだが“暗雲”
2024年シーズンのプロ野球は、開幕から2ヶ月以上が経過。例年通りの活躍を見せる選手、ブレイクの兆しを見せている選手など、その現状は様々だ。中には、一軍でも戦力となる実力がありながら、今季はファームでの出場すら叶っていない選手がいる。今回は、いまだ試合出場がない一軍経験者を紹介する。
田浦文丸
投打:左投左打 身長/体重:168cm/77kg 生年月日:1999年9月21日 経歴:秀岳館高 ドラフト:2017年ドラフト5位 昨季ブレイクを果たした田浦文丸。だが、今季はいまだファームでの登板もない。 秀岳館高では、4季連続で甲子園に出場。3年春のセンバツ準決勝・大阪桐蔭戦では、徳山壮磨(現:DeNA)と投げ合いを演じた。その後、U-18高校日本代表で印象的な活躍を見せ、2017年ドラフト5位で福岡ソフトバンクホークスに入団した。 プロ入り後は、飛躍のきっかけを掴めずにいた田浦。プロ2年目の2019年こそ一軍で8試合に登板したが、翌2020年は腰痛などのケガに悩まされ、一軍登板なしに終わった。 開幕一軍入りを果たした2021年は、プロ初勝利を挙げるなどまずまずの働きを見せたが、翌年は登板機会を減らすなど、一軍定着には至らなかった。 そんな中、昨季は大きく成績を伸ばすことに成功。決め球のチェンジアップを武器に、開幕から15試合連続無失点という快投を見せつけた。同年は45試合に登板し、9ホールドポイント(2勝1敗7ホールド)、防御率2.38で終えた。 さらなる進化を見せたい今季だったが、春季キャンプから左肩の違和感でリハビリ組に。現在はファームでの登板もない。分厚いリリーフ陣を誇るチームだけに、埋もれるのは避けたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部