【ファン待望の新型ベンツ】「AMG S63 Eパフォーマンス」はメルセデス・ベンツSクラス史上最強!
メルセデス・ベンツ日本は、フラッグシップであるSクラスのトップパフォーマンスモデル「メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス」を発表し、販売を開始した。今年9月に限定車「メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス エディション1」がSクラス史上最強モデルとして限定30台で発売されたが、そのカタログモデルとなる。なお「メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス」の発表とともに、Sクラスのシリーズ体系を変更、メルセデス・マイバッハSクラスと合わせて、ラインアップが大幅に強化された。 【画像】ファン待望!メルセデス・ベンツSクラス「AMG S63 Eパフォーマンス」を詳しく、写真を見る(全10枚)
高級サルーンの世界的ベンチマークとして君臨するSクラス
メルセデス・ベンツSクラスはブランドのフラッグシップであり、高級サルーンの世界的ベンチマークとなってきたモデル。現行型は2021年1月にフルモデルチェンジを受けて登場し、7月には「究極のエクスクルーシブ性の追求」を謳うメルセデス・マイバッハSクラスがローンチされて、シリーズに加わっている。 これまでのラインアップは、3L 直列6気筒DOHディーゼルターボの「400d 4マティック」、3L 直列6気筒DOHCターボ+ISGの「500 4マティック」、3L 直列6気筒DOHCターボ+PHEVの「500e 4マティック」、4L V型8気筒DOHCツインターボ+ISGの「580 4マティック」、およびそれらのロングボディ、そして4L V型8気筒DOHCツインターボ+ISGの「マイバッハ 580 4マティック」、6L V型12気筒SOHCツインターボの「マイバッハ 680 4マティック」で、先代にはあったハイパフォーマンスなAMGモデルの設定はまだなかった。
ファン待望のAMGハイパフォーマンスモデル「S63 Eパフォーマンス」
こうした中で今回登場した「メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス」は、まさにファン待望のモデル。ちなみに「Eパフォーマンス」とは、AMGが独自開発したプラグインハイブリッドシステムを搭載していることを示している。「63 Eパフォーマンス」はAMG GTとAMG Sクラス、AMG Cクラスに設定されているが、AMG GTとAMG Sクラスが4L V型8気筒DOHCツインターボ、AMG Cクラスが2L 4気筒DOHCツインターボエンジンを搭載する。 「メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス」は、フロントに最高出力612psの4L V型8気筒ツインターボエンジン、リアに最高出力190psの電気モーターを搭載。システム総合出力は802ps、総合トルク1430Nmを発生、0→100km/h加速はわずか3.3秒、リミッターをカットした最高速は290km/hに達する史上最強のSクラスだ。 リアアクスルにマウントされた電気モーターは電動シフト式2速変速機と電子制御リミテッドスリップデフに統合され、V8エンジンと組み合わされる9速ATを介さず、リアアクスルに直接パワーを伝える。この電気モーターの出力はAMG GTよりも抑えられているが、バッテリーを13.1kWhと大容量としたことで電気モーターでの走行可能距離を37kmに伸ばしている。 駆動方式はAMGのパフォーマンス指向の四輪駆動システムの4マティック+を採用、AMGアクティブロールスタビライザー、アクティブリア アクスルステアリング、AMG RIDE CONTROL+ エアサスペンションなどを標準装備する。