プロネクサス、TAKARA&CO、岸田政権本格始動で大逆風?
岸田政権の政策で四半期開示見直しが進むと、両社のような情報開示ビジネスは転機を迎えることになる(写真:両社のHP)
投資家は買い材料に目を奪われがちだが、マイナス材料への目配りも欠かせない。「弱気」「不安」「懸念」のタネを抱えたヤバい銘柄に焦点を絞って、落とし穴を避けながら相場で生き残っていくヒントを探る。10月31日投開票の衆院選が終わると、岸田文雄首相はこれまで掲げてきた政策の具体化に本腰を入れることになる。「所得倍増政策」がいつの間にか選挙公約から消え、金融課税強化も首相就任前後の株価急落で腰砕けになった岸田内閣だが、実現の確度が高い施策はいくつもある。 四半期開示の「見直し」もその1つだ。これまで市場振興の観点から拡充が続いてきた情報開示が縮小に転じれば、情報開示サポート大手2社のプロネクサス(7893)とTAKARA&COMPANY(旧宝印刷)(7921)の株価には大きなマイナス材料になりかねない。
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熊田 幸一