国民民主、玉木代表の役職停止3カ月 代行に古川国対委員長
Yoshifumi Takemoto [東京 4日 ロイター] - 国民民主党は4日正午から両院議員総会を開催し、不倫問題が発覚した玉木雄一郎代表について、党の規約と倫理規則を踏まえ12月4日から来年3月3日までの3カ月間、役職停止処分にすると決定したと発表した。その間は、古川元久代表代行・国対委員長が代表業務を兼務する。 不倫報道を受けて、同党倫理委員会でヒヤリングを行った。榛葉賀津也幹事長が発表した。倫理委員会は「代表の行為であり個人の問題でなく党の名誉・信頼を傷つけた」と判断したという。 玉木氏は「一議員として真摯に誠実に汗をかきたい。全国の国民民主党の仲間、サポーター、先の選挙で全国から大きな期待を寄せていただいた全ての皆さんにおわびを申し上げたい」と述べた。 国民民主が与党に対して求める「年収103万円の壁」の撤廃に関して、政府・与党が2026年1月からの適用開始を検討していると一部で報じられた。玉木氏は「再来年の実施では消費は伸びない、来年の賃上げにも結び付かない」と指摘し、「年末に結論を出し、来年実施するのが民意だ」との見方を示した。