斎藤裕のクレベル戦のテーマは「SETTLE」。「勝って笑えると信じている」【RIZIN.45】
大晦日にクレベル・コイケと2年越しの決着戦
「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する元RIZINフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)が12月19日、都内にある所属ジムで公開練習を行った。 斎藤は前フェザー級王者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)と対戦する。斎藤は4月の「RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI」で平本蓮に勝利を収めて以来の試合、クレベルは9月の「RIZIN.44」で金原正徳に敗れて以来の再起戦となる。 斎藤は練習後に行われた会見で、今回の試合のテーマについて「SETTLE、決着をつける」とし「勝って笑えると信じている」と語った。 2人は斎藤が王者時代の2021年秋に対戦の機運が高まったのだがクレベルのケガで実現しなかったという経緯がある。 それを踏まえ斎藤は「自分としてはいろんな思いがあるので、クレベル選手との戦いに決着がつけられるというのは自分の中では大きな意味があるのかなと思っている」と語る。
「いろいろな思い」についても胸の内を明かす
その「いろいろな思い」については「あの時は防衛戦をやるならクレベルかなと言われていたなかで、僕はすんなり決まると思っていたんですが、なかなか決まらなかった。会場を変えたり日程をずらしたりといろいろな話があったが、結局実現させることができなかった。あの時、僕と試合をしないことで彼の選手人生もちょっとずれた気がするんですよ。自分もずれたといったら変かもしれないけど、やるとしたらクレベルしかいない状況だった。落としどころがなく実現できなかったことに対しては、なんだろう…仕方がないんですけどね。立場的にももう自分勝手にできる状況ではないのは理解していたので。そこはああいう経験をして、他の選手には見ることができない景色を見させてもらったので、今となってはいい経験だったと思っています」などと表現した。 そして現在のクレベルに対する思いを問われた際には「自分はすごく思いはあるんですけど、プロの選手としてもっと発信してほしいなとはすごく思います。試合が決まってからもどうなのかなと僕は思っていた」などと語ったうえで「今回は試合に対する思いが結果に出ると思う。12月31日に勝ったほうが強いと思っている。ストーリーとかそういうのはいったん置いておいて、当日に勝つことをとにかく考えて自分はずっとやってきた。勝って笑えると信じています」と続けた。