NHK『ブラタモリ』が終了のタモリ 気になる”最後のレギュラー”番組『Mステ』の「進退」
長年にわたり芸能界をけん引してきた「お笑いビッグ3」の1人がついに終焉を迎えるのだろうかーー。 【すごい…写真あり】「Mステ」アシスタントで人気だった竹内由恵アナ「大胆ミニスカ姿」 タモリがMCを務めるNHKの人気番組『ブラタモリ』が3月末をもってレギュラー放送を終了することが発表された。 NHKの定例会見で’24年度の番組改編が発表され山名啓雄メディア総局長は 「9年間で270回近く、全国いろんなところを訪ねてきた。今のスタイルに関しては今年度で区切りをつける」 と明かした。特番については“みなさんにもっと楽しんでもらえるような番組を目指す”と含みを持たせた。 来年8月で80歳を迎えるタモリだが、NHKは終了の理由について 「あくまでも我々(の事情)」 と説明した。 昨年3月には40年間続いた『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)が終了。残るタモリのレギュラー番組は、テレビ朝日系の『ミュージックステーション』(以下、Mステ)のみとなった。 Mステは’86年10月から続く長寿番組だが、最近は毎週ではなく放送回数が減少している。 「去年の実績を見ても月に1~2回の放送で、今年1月に関しては総集編の1回のみ。ブラタモリも終わるということでSNSなどでは“Mステも終わりそう”と心配する声が上がっています。 昨年12月の4時間半スペシャルはコア視聴率(13~49歳)が5.9%で横並びで圧勝の1位でした。最近では高齢化が進んだことや、制作費の問題もあり音楽番組が激減しているのでMステは若年層から支持を受ける数少ない貴重な番組です」(テレビ局関係者) 昨年4月には『週刊文春』が、タモリの妻が療養中でタモリは介護をしているといい、周囲に「終活中なんだよ」と漏らしていると報じた。『タモリ俱楽部』もタモリからの申し出で終了したという。 泊まりロケが多いブラタモリよりは、はるかに時間の拘束は短いとはいえ、Mステも“終活”とともに終わる可能性は捨てきれないだろう。 そしてMステといえばやはりあの問題が付きまとう。 「旧ジャニーズとの“蜜月関係”は昔から問題視されていました。ジャニー氏、メリー氏が生きていたころは、ジャニーズのライバルとなるグループはMステに出演できなかった。一度’97年に『DA PUMP』が出演した際に、予定されていた『KinKi Kids』の出演が突如キャンセルされたことがある。 それ以来Mステサイドは戦々恐々として、ジャニーズの言いなりとなった。ジャニーズ解体に伴い、他事務所のライバルグループである、JO1やBE:FIRSTなども出演できるようになりました。若者にとってはジャニーズ以外のグループも楽しめていい方向になってきたのですが……」(スポーツ紙記者) もちろんこれはテレビ局としての方針であって、タレントであるタモリの意向ではないと思うが、Mステがジャニーズの強権に対し長年屈してきたのであれば、それはジャニー氏の性加害を肯定的に捉えている、すなわち片棒を担いできたと思われても仕方ない。 Mステは果たしてタモリの代で終わるのか。それともクリーンな“新生Mステ”が生まれるのだろうか――。
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