「もう一度でいいから、声が聞きたい...」ペットロスを抱える50代女性の心情【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミモレでは、ミドルエイジ女性読者から「人生の午後に詠む短歌」を募集中。女性たちの短歌を紹介していきます。
もう一度でいいから、声を聞かせて
朝陽浴び 目を閉じ 君の声を待つ も一度聞きたい おはようの声 作者/ 小町さん(50代) 解説: 20歳で旅立ったコザクラインコの「こまち」を思って詠みました。 20年間、朝起きると、まず、こまちのカゴに向かい 「おはよう」と声をかけると「ピーッ」と可愛らしく返事をしてくれたこまち。 元気をくれた声がない毎日は物足りず、もう一度でいいから声が聞きたいです。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、切ない気持ち……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。