歴史に残る名牝に別れ 金沢競馬 ハクサンアマゾネス引退式
金沢競馬の女王・ハクサンアマゾネスの引退式は3日、金沢競馬場で行われ、千人を超える地元ファンが地方競馬の歴史に残る名牝に別れを告げた。 第7R終了後の引退式で、5年間コンビを組んできた吉原寛人騎手は「苦しい時、ハクサンアマゾネスは僕の心の支えだった。子どもが生まれるのを楽しみに頑張る」と号泣。石川ダービー優勝時のゼッケン9番をまとった愛馬に最後の騎乗をし、ファンの大きな拍手の中でダートを去った。 7歳のハクサンアマゾネスは通算44戦30勝。このうち重賞勝利は25を数え、国内競馬の最多タイ記録、平地重賞では最多となる。通算獲得賞金は金沢競馬歴代最高の1億4683万8千円。金沢の年度代表馬に3度選出された。 今後は北海道の牧場で繁殖牝馬として過ごす。