二度の乳がんを克服した58歳の元スーパーモデル、「がん検査」を呼びかけるパワフルな写真を投稿
2020年に2度目の乳がんと診断されたリンダ・エヴァンジェリスタは、あらゆる機関やプラットフォームで定期健診の重要性を呼びかけている。12月の第一週目はがん検査週間(Cancer Screening Week)で、この重要な取り組みの認知度を高めるべく、彼女はインスタグラムで衝撃的な写真をパワフルなメッセージとともに発信した。 【写真】リンダが投稿した、マンモグラム検査中に撮影した1枚のセルフィー 彼女は、マンモグラム検査中に撮影したセルフィーを投稿。レントゲンのガラスプレートに片方のバストを挟んだ写真で、キャプションでは次のように綴った。 「#CancerScreeningWeek中に、誰もが病院に予約を取って適切ながん検査プランを立てることがとても重要だということに気づいて欲しい。がんを早期あるいは前がん状態で発見することが命を救うことに役立ちます」と ファンやフォロワーは彼女がメッセージを広めてくれたことに感謝。「力強い声とインスピレーションを与える存在になってくれてありがとう」や、「これぞまさに勇気。ありがとう、リンダ!」、「そんなに無防備になってライフストーリーをシェアしてくれるなんて、素晴らしいわ」などのコメントが寄せられた。
リンダは今年9月、『The Wall Street Journal』紙で自身の乳がん体験を公表した。最初は2018年、定期的に受けているマンモグラム検査で非湿潤性乳管がん(DCIS)の初期と診断され、両側乳房切除術を受けた。ところが2020年、胸筋にしこりを発見。がんが再発した。さらなる手術や化学療法、放射線治療を続けた。 彼女は今でこそ経験を公表しているが、リアルタイムでは隠していた。「知っていたのは一握りの人だけ。私はみんなに言いたいと思うタイプではありません。いずれは公表しようと思っていましたが、治療中は絶対に言うまいと心の中で誓いました」 現在の予後は「良好」だが、10月にテレビ番組『The View』のインタビューで、オンコタイプDXの遺伝子テストで乳がん再発の可能性が高いことが判明し、がんが再発した時にさまざまな治療を受けたと述べた。 トーク番組では司会のウーピー・ゴールドバーグとジョイ・ベハーに「人それぞれ、ストーリーは微妙に異なる」と説明。「私の場合は『とにかく除去して、放射線治療をした』という治療法でしたが、再発の可能性を知らせるオンコタイプのスコアは本当に悪かったです。遺伝子など多くのことを考慮に入れるのだけれど、私のは酷いものだった」 リンダは今も薬を服用中だが、再発の可能性は低くなった。「私は5年間、投薬治療を受けていて、とても“気分がよくなる”」と彼女は皮肉混じりに言う。「悲惨。ホルモン抑制剤なので年老いた気分になります」と続けた。しかし、「片足を棺桶に突っ込んでいるようなものだけれど、私は完全にお祝い気分。生きていて本当に幸せ。今起こっていることは全てボーナスよ!」と『The Wall Street Journal』紙に述べていた。
from Prevention.com