“朝ドラ”「ブギウギ」から「虎に翼」へ…趣里&伊藤沙莉がバトンタッチセレモニーでバトンパスとプレゼント交換を行う
3月15日、放送中の連続テレビ小説『ブギウギ』(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)から、4月1日(月)放送スタートの『虎に翼』(NHK総合ほか)へのバトンタッチセレモニーがNHK 放送センターで実施され、『ブギウギ』でヒロインを務める趣里、『虎に翼』でヒロインを務める伊藤沙莉が登場した。 【写真】伊藤沙莉から趣里へ贈られた特製ケーキ ■趣里&伊藤沙莉が「ブギウギ」と「虎に翼」への思いを語る 3月で物語が終わりを迎える『ブギウギ』の撮影を振り返って、趣里は「撮影中は毎日のようにキャストやスタッフのみなさんとお会いしていたので、今はとても寂しい気持ちです。“元気かな?”と、みなさんの顔を思い浮かべながら、かけがえのない時間を過ごすことができたのだと感じています」と語った。 一方、『虎に翼』の現在までの撮影について、伊藤は「キャストやスタッフのみなさんに支えられながら、とても楽しい日々をおくっています。撮影現場は和気あいあいとした雰囲気に包まれており、幸せで贅沢な時間を経験させていただいています」と明かした。 続けて、伊藤は「撮影中で一番大変なことはなんでしたか? またどうやって乗り越えましたか?」と趣里に質問。趣里は「どれが一番と言えないくらい、お芝居も歌もダンスもまんべんなくやってきました。なので、気づいたら終わっているという感じでした(笑)。大変なのは自分だけじゃなく、キャストやスタッフのみなさんも大変なんだと思いながらやっていました」と答えた。 ■それぞれの作品にゆかりあるプレゼント交換を実施! また、バトンタッチセレモニーではプレゼントの交換を実施。趣里は伊藤へ、『ブギウギ』舞台地の1つとなった、東かがわ市の讃岐和三盆と革手袋を贈呈。讃岐和三盆には、特別に『虎に翼』に合わせた虎型とロゴが、革手袋には、伊藤の名前が刺繍が。プレゼントを受け取った伊藤は「讃岐和三盆の虎の模様がかわいいですね。手袋に私の名前が刺繍で入っていて、とてもうれしいです。大切にします」と笑顔を見せた。 一方、伊藤は、『ブギウギ』の華やかなステージを見立てたケーキを趣里にプレゼント。ケーキには、トラ柄の衣装で翼を携えたスズ子や、『虎に翼』のロゴやメインビジュアルを担当する三宅瑠人氏と岡崎由佳氏による番組キャラクター・トラつばちゃんの装飾が。ケーキを受け取った趣里は「『ブギウギ』と『虎に翼』が交わって一つになっていて、とてもうれしいです。もったいなくて、食べられないですね(笑)」とコメント。 ■趣里から伊藤沙莉へ、バトンが渡る! さらに、趣里が伊藤に受け渡す“バトンパス”も実施。二人が笑顔でポーズを決める中、バトンは趣里の手に渡った。バトンタッチを終えて、趣里は「無事にバトンタッチセレモニーを迎えられてホッとしているのと同時に、本当に感慨深い気持ちでいっぱいです。今日沙莉ちゃんに会って、ますます『虎に翼』が楽しみになりました。沙莉ちゃんなら絶対大丈夫なので、何かあったら言ってください!」と、伊藤にエールを送った。 一方、伊藤は「お父さん役の岡部たかしさんから、“趣里ちゃんがんばってるよ”ということをよく聞いていましたし、毎朝の放送を見て、本当にかっこいいなと思っていました。いま趣里さんから直接バトンをいただいて、最後まで走りきろうと、あらためて思いました。これからもがんばります!」と趣里へのねぎらいと意気込みを語り、セレモニーを締めくくった。 ■「ブギウギ」第25週 あらすじ スズ子(趣里)にテレビの歌番組「第7回オールスター男女歌合戦」の大トリでの出演オファーが届くも、丸の内テレビのディレクターの沼袋は、トリ前に新進気鋭の人気若手歌手・水城アユミ(吉柳咲良)を歌わせたいと言う。スズ子は雑誌で“ブギは終わり、これからは水城アユミの時代”と書かれたばかりだった。しかも、アユミからスズ子の「ラッパと娘」を歌わせてもらえないかとお願いされる。 『ブギウギ』第25週は3月11日(月)より放送される。 ■「虎に翼」あらすじ 昭和のはじめ、日本初の女性専門に法律を教える学校ができる。そこへ集ったのは、当時の日本のどこにも収まれない、溢れ出す何かを抱えた女性たちだった。 この物語の主人公・猪爪寅子(伊藤)も、そんな収まれない女性。周囲から“魔女部”と陰口を叩かれた女性だけの学び舎で、彼女たちは自らの道を切り開くため法律を学んでいく。 昭和13年(1938年)、卒業生から日本初の女性弁護士が誕生。寅子もその一人として日本中から注目され、憧れの的に。しかし、弁護士として意気揚々と世に出た彼女たちを待ち受けていたのは、戦争へと突き進んでいく日本だった。法学という社会に羽ばたく翼を得たはずが、それを使える場は急速に消えてしまう。 昭和20年(1945年)、焼け野原に立つ寅子は全てを失っていた。明日生きるために頼れるのはかつて学んだ法律だけ。彼女は裁判官になることを決意し、戦争で親を亡くした子供や苦境に立たされた女性たちのため、家庭裁判所の設立に奔走することになる。 そして、寅子はついに裁判官に。彼女とその仲間たちは、政治でも経済でも解決できない、追いつめられた人々の半径5mの世界を見つめ、その苦境から救うため情熱をもって向き合っていく。