宇宙ベンチャーのSynspectiveが70億円調達。米ロケットラボと10機の打ち上げ契約も締結
衛星10機の打ち上げ契約も締結
Synspectiveは、ニュージーランドでロケットの打ち上げを実施しているアメリカの宇宙ベンチャーRocket Lab社のロケットを通じて、これまでにSAR衛星の打ち上げを4度実施。全て成功してきた。2024年中には、まだ2度の打ち上げ契約があるという。 6月18日には、Rocket Labと新たに10機の衛星の打ち上げに合意したと発表した。同日、日本の帝国ホテルで、ニュージーランドのクリストファー・ラクソン首相も交えた調印式が行われた。この打ち上げは、2025年から2027年にかけての実施を想定している。 今回調達した資金は、先々に控えている打ち上げに向けた開発・製造・打ち上げ資金としての使途がメインだ。同社広報によると、衛星データのソリューション開発や、今後展開を考えている量産拠点の設備拡充などにも活用していくという。
三ツ村 崇志