平野ノラ、映画初出演決定 深川監督「年輪のきざまれた顔は出るだけで…」とゾッコン
お笑いタレント、平野ノラ（46）が2026年公開予定の映画「あなたの息子ひき出します！」で映画初出演することが24日、分かった。 映画「神様のカルテ」「60歳のラブレター」などで知られる深川栄洋監督（48）のオリジナル脚本で、ひきこもりの中高年男性を支援する会を運営するシングルマザー、典子の奮闘を描く。元スナックホステスの典子を演じるのは深川監督の妻で女優、宮澤美保（50）。ノラは典子の元同僚役で、稼ぎが少なくなったことから、引きこもり支援を手伝うことなる。 昨年3月時点の内閣府調べで、全国で引きこもり状態にある人は推計146万人。15歳から64歳までの50人に1人は引きこもりとされる。深川監督は元来「光の当たらない人々を描く」のがライフワーク。サンケイスポーツの取材に24日、「内閣府の数字が発表され調べるうちに、そうした人々に光を照らせないかと思ったのが今回の発端です」と語り、ノラについては「年輪のきざまれた顔は、出るだけで役柄の説明がいらない」と起用理由を語り、ゾッコンの様子だ。 主人公の典子も8歳の息子が引きこもりがちの設定で、子役の小野光南翔（おの・ひなと、8）が演じることに。そのほか、のせりん（21）や大森南朋（52）も重要な役どころで出演が決まった。社会問題化する引きこもりが、エンタメとしてどんな作品に仕上がるか、宮澤ら主要キャストとともにノラの変幻自在な持ち味も大きな要素になりそう。 今月24日から公式YouTubeで製作の裏側を発信、クラウドファンディングも始まった。撮影は来年1月末から、東京・国立市、埼玉県川口、さいたま市、長野県上田、千曲市などで行われる。深川監督は「この作品の製作過程の中で推し活していただき、エキストラとしても参加していただけたら」と呼びかけている。
