トマトの酸味が豚の甘みを引き上げる『動坂食堂』のカツカレーは、「やっぱり、カツ×カレー=最強!」と思い知らされる美味
全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・千駄木の食堂『動坂食堂』です。 【画像ギャラリー】壁一面に並んだ短冊メニュー、すべてが美味なのだ
懐かしいのにどこか新しい老舗食堂のカツカレー
壁にずらりと並んだ短冊には、サバの塩焼きにレバニラ、はたまた肉じゃがやスパサラなんて惣菜類も。はっきり言おう。どれもこれも旨い。丁寧に実直に仕上げた正直な味だ。 そんな中でももっとも時間のかかるのがカレーなんだとか。工程はまずケチャップを仕込むことから始まり、続いて自家製のルウ作り。最後に具材の玉ねぎと牛肉を合わせてやっと完成だ。 カツカレー930円 軽いとろみを帯びたそれは、オーソドックス寄りな中にもスパイスの芯がすっと通っていて、マイルドなトマトの酸味がライスの上にのったロースの脂の甘みも、衣の香ばしさもぐぐっと引き上げている。やはり、かつとカレーは最強のコンビなのだと、このひと皿が教えてくれた。
千駄木『動坂食堂』
[住所]東京都文京区千駄木4-13-6 [電話]03-3828-4498 [営業時間]10時半~20時半(20時LO) [休日]日(祝は不定休) [交通]地下鉄千代田線千駄木駅2番出口から徒歩11分 おとなの週末2024年7月号は「下町ぶらグルメ」 撮影/西崎進也、取材/菜々山いく子 ※2024年3月号発売時点の情報です。