【速報】国指定の史跡「土塔」の展示施設に落書き 黒や赤色などのスプレー塗料で 堺市は被害届を提出
大阪府堺市中区にある国指定史跡の「土塔」にある展示施設の壁面にスプレー塗料で落書きされる被害があったことがわかりました。 堺市によりますと、28日午前、中区にある国指定史跡の「土塔」にある盛土の断面を展示する施設で、コンクリートの壁面3か所に落書きされているのが見つかったということです。 落書きは約20平方メートルにわたり黒、赤や白色のスプレー塗料によるものだということです。今回被害があった場所は、史跡の指定範囲内だということですが、史跡の「土塔」自体に被害はなかったということです。 市は、4月30日に警察へ被害届を提出し受理されたということです。 市によりますと、史跡の「土塔」は、堺市出身の僧・行基が奈良時代に土を盛り上げ建立した十三重塔で、発掘調査の成果をもとに復元工事を行い、2009年度に完成したものです。