カザフスタンで旅客機が墜落 アゼル航空の38人が死亡
アクトガイ、カザフスタン、12月26日 (AP) ― 中央アジアカザフスタン西部のアクトガイ近くで12月25日、乗員乗客67人を乗せたアゼルバイジャン航空の旅客機が墜落し、38人が死亡、29人が重軽傷を受け、病院で治療を受けている。カザフ当局が明らかにした。 アゼルバイジャン航空によれば、同社のエンブラエル190型機は、首都バクーからロシア南部チェチェン共和国のグロズヌイに向かっていたが悪天候で迂回、カスピ海右岸にあるカザフのアクタウから約3キロの地点で緊急着陸を試みたが、墜落したという。 アゼルバイジャンのアリエフ大統領は記者会見で、「墜落原因を推測するには早すぎる」とした上で、悪天候が予定の空路を変更せざるを得なかったと述べた。 飛行追跡データによると、アゼル航空機はアクタウ空港に近づくと8の字を描くように飛行し、地面に衝突するまでの最後の数分間、高度が大きく上下していたという。 同データはまた、同機が「強力なGPSジャミング」を受けていたとオンライン投稿で述べている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)