【巨人】復帰登板のグリフィンが11安打8失点 打線はわずか3安打で今季3度目の完封負け
◆JERA セ・リーグ 巨人0―9ヤクルト(29日・東京ドーム) 右腹直筋筋損傷のためファームで調整し、この日1軍に昇格して先発したグリフィン投手が4回まで投げ11安打8失点。復帰登板で結果を残せず、打線もヤクルトの先発・ヤフーレ投手をとらえられず、わずか3安打で敗れた。完封負けは今季3度目。この日16安打9失点で、被安打、失点とも今季ワーストとなった。 グリフィンは初回にいきなり4点を奪われた。1死から丸山和郁外野手に左前打、オスナ内野手の左前打でスタートを切っていた丸山和は三塁へ進み、1死一、三塁。ここで、4番・村上宗隆内野手が中前タイムリーを放ち1点。サンタナ外野手に四球を与え満塁となり、山田哲人内野手は空振り三振に打ち取ったが、長岡秀樹内野手に左前に2点タイムリー、中村悠平捕手の右前打で二塁からサンタナがかえりこの回、4失点。 2回は2死から丸山和にバントの二塁内野安打、自らのボークで走者を二塁に進められ、オスナに2打席連続ヒットとなる中前適時打を打たれ1点を追加され、3回には左前打のサンタナを置いて、山田に左翼スタンドに1号2ランを浴び、3回までに7点の大量失点となった。 3回に打席が回ってきたグリフィンだが、そのまま打席に入り、4回もマウンドへ。1死から村上宗隆内野手に、打った瞬間にわかる右翼スタンドへの5号ソロを打たれ、8点目を奪われ、この回で降板した。 打線はヤクルトの先発・ヤフーレ投手の前に4回までノーヒット。5回に先頭の岡本和真内野手がチーム初安打となる左前打を放つと、坂本勇人内野手も左前打で続き無死一、二塁としたが、萩尾匡也外野手が二ゴロ併殺打、大城卓三捕手が右飛に倒れ、得点はならなかった。 グリフィンに代わって5回からは28日に好救援して勝ち投手となった堀田賢慎投手が登板し、2イニングをいずれも3者凡退。7回からは28日に2イニングを無失点に抑えた井上温大投手が登板し、1死一、三塁から長岡秀樹内野手に左前適時打を打たれ9点目、中村悠平捕手にも右前打されたが、右翼・佐々木俊輔外野手が好返球で本塁で刺し、1失点でとどまった。
報知新聞社