キャサリン皇太子妃、大戦終結式典でポピーを3つ着けた理由 曽祖母の家族への思いを込める
現地時間11月10日(日)に開催された第一次世界大戦終結を記念した追悼式典に出席したキャサリン皇太子妃。胸にポピーのブローチを3つ着けていた理由を新聞「デイリーメール」が報じている。 【写真】キャサリン皇太子妃の歴代ベストファッション総集編
カミラ王妃が呼吸器系の感染症でお休みだったこの日、皇太子妃はソフィー妃とバルコニーに登場。リメンブランスデーにはポピーの花のブローチを着けて亡くなった兵士たちを追悼するのがイギリスの慣習になっているが、皇太子妃は3つつけていた。同紙によるとこれには個人的な意味が。第一次世界大戦で亡くなった、自分の曽祖母の3人の兄弟を追悼しているという。
新聞「サン」によると2014年まで皇太子妃の胸を飾るポピーは1つだけだった(写真)が、2015年から3つつけるように。2019年には第2次世界大戦でドイツ軍が使っていた暗号機「エニグマ」の暗号解読に関わっていた人々を称える、コードブレーカーズ(暗号解読)・ブローチに変えたこともあったが、2020年からは再び3つのポピーに戻っている。
皇太子妃がこのブローチを選んだのはおそらく祖母のバレリー・グラスバローに対する思いから。グラスバローは第2次世界中に、この暗号解読作業に関わっていたことで知られている。
ちなみにエリザベス女王はリメンブランスデーに必ず5つのポピーを着用していた。女王本人がその理由を語ったことはないが、1つ1つの花が英国の海軍と海兵隊、陸軍、空軍、国防医療サービスを象徴していたと言われている。
ソフィー妃やカミラ王妃の場合、その年によって着けるポピーの数はいろいろ。これまで王室がその理由を説明したことはないけれど、それぞれのロイヤルレディの個人的な思いが込められていると見られている。