「これからいばらの道が待っている」宮城県の『宿泊税条例案』可決で宿泊事業者は憤り「徴収義務者としてのものすごい重圧。お客がどこまで納得してくれるか」
東北放送
宮城県が導入を目指す「宿泊税」の条例案が、17日の県議会本会議で賛成多数で可決されました。宿泊税の導入に反対してきた宿泊事業者からは「宿泊者から理解が得られるのか」といった不安の声があがっています。 【写真を見る】「これからいばらの道が待っている」宮城県の『宿泊税条例案』可決で宿泊事業者は憤り「徴収義務者としてのものすごい重圧。お客がどこまで納得してくれるか」 泉質が豊富なことで知られる大崎市の鳴子温泉郷。創業80年あまりの「いさぜん旅館」です。 いさぜん旅館 砂金博之社長(62): 「こちらは子宝の湯で良く温まる」 3代目の砂金博之さんは宿泊税の導入に危機感を募らせています。 いさぜん旅館 砂金博之社長: 「再三再四、県には宿泊事業者の思いを訴えて来たが、ここで強行採決されたのは非常に残念。これからいばらの道が待っている。それを県が分かっているのか」 また、県の議論の進め方にも疑問を感じています。 いさぜん旅館 砂金博之社長: 「このような税金は2年、3年と積み重ねからで良かった。拙速」 また、宿泊税の徴収義務者となる宿泊事業者には罰則規定があり、税金を徴収できなかった場合の負担が増えると指摘します。 いさぜん旅館 砂金博之社長: 「徴収義務者としてのものすごい重圧。お客がどこまで納得してくれるかとこれから大変」 県議会で条例案が可決された宿泊税。いまだに宿泊業者は不安を抱いています。
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