【ミャンマー】ネット投稿巡る逮捕、2年半で1840人
ミャンマーの市民団体データ・フォー・ミャンマーによると、2022年2月~24年10月にソーシャルメディアへの投稿を理由に計1,840人が逮捕された。国軍に批判的な投稿のほか、抵抗勢力や民主派運動への支持表明が逮捕の理由だという。 3日に発表した報告書によると、逮捕者数は22年から23年にかけて大幅に増加したが、24年は減少している。今年8~10月には全国65郡区で149人が逮捕された。 軍事政権はフェイスブック以外のソーシャルメディアにも監視対象を広げている。逮捕者にはアーティストや俳優、ジャーナリストなど著名人もいるという。 同団体はオンラインユーザーに対し、◇民族や宗教に関連するヘイトスピーチや民間人を危険にさらす可能性のあるコンテンツの共有を避ける◇個人情報の安全を確保するための予防措置を講じる◇個人データのセキュリティー対策を準備する――ことなどを推奨している。 軍政は22年1月、ソーシャルメディアを通じてうわさ話やプロパガンダを流布した者は、法律に基づき起訴される可能性があると警告。同年2月から逮捕が出ている。