熊本・菊陽町で稲刈りイベント 地域との交流に50人
「地下水涵(かん)養田での稲刈りイベント」が10月19日、菊陽町原水の田んぼで開催された。(熊本経済新聞) 【写真】当日の様子 主催は同町に進出した台湾の企業「TSMC」の子会社JASM(菊陽町原水)。JA菊池(菊池市旭志)と菊陽町が協力し、地域との交流を通じて、稲作支援、地下水の保全に向けた取り組みの一環として実施した。当日は同社従業員とその家族約50人が参加した。 稲刈りを行ったのは、6月に田植えした約10アールの涵養田。当日は、JA菊池の担当者から、鎌の使い方や足を切らない姿勢などの指導を受け、収穫期を迎えた「ヒノヒカリ」を収穫した。 同社は8月に菊陽町、大津町、JA菊池と「白川中流域における水稲作の推進及び農業振興に関する協定」を締結。地元の米を購入し社員食堂で提供するなど、持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みを推進している。堀田祐一社長は「地域社会との共存と成長はとても重要。従業員が地域農業に対する理解を深めたり、地域との連携強化を図ったりするきっかけになれば」と話す。
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