KADOKAWAがソニーグループによる買収報道について反応 「現時点で決定した事項はありません」
KADOKAWAがソニーグループによる買収報道について声明を発表した。KADOKAWAは「一部の報道について」と題した文書で、「当社が発表したものではございません」とコメントしている。 「ゲーム」画像・動画ギャラリー また、文書には「当社株式の取得に係る初期的意向表明を受領しておりますが、現時点で決定した事項はありません」とも書かれている。今後は公表すべき事実が発生した場合、同社が速やかに公表するそうだ。 先日、ソニーグループがKADOKAWAの買収に向けて協議中だとロイターとBloombergで報道されていた。今回の声明は、その報道を受けてのものになる。KADOKAWAの広報担当者は先日Bloombergに向けても「当社が発表したものではなく、決まった事実はない」とコメントしていた。声明とコメントの内容はほとんど同じであり、KADOKAWAはあらためて公式サイトでもこのことを表明したのだと思われる。 文書によると、KADOKAWAはソニーグループから「株式の取得に係る初期的意向表明を受領」していたそうだ。事実無根の報道というわけではなく、なにかしらソニーグループ側からのアプローチ自体はあったのだと見られる。ただし、報道でも買収については「協議をしている」という段階であった。 KADOKAWAはフロム・ソフトウェアをグループ会社として抱えており、その動向が注目されていた。この件については先日のニュース記事もチェックしてみてほしい。
重田雄一