「あなたと直接会うために暗号資産を購入して貯蓄を始めよう」下関市の70代男性が現金570万円あまりをだまし取られるSNS型ロマンス詐欺被害
マッチングアプリを通じて知り合った日本人女性を名乗る人物から「あなたと直接会うために暗号資産を購入して貯蓄を始めよう」と言われた下関市の70代の男性が現金570万円あまりをだまし取られるSNS型ロマンス詐欺の被害にあいました。 被害にあったのは、下関市に住む70代の整備士の男性です。 男性は今年6月、マッチングアプリを通じて日本人女性を名乗る人物と知り合いSNSでやり取りを始めました。 その人物から「私はリスクのない貯蓄をしている。毎日利息が得られる。今度あなたと直接会いたい。そのために暗号資産を購入して、貯蓄を始めよう。」などとして、暗号資産の購入や専用アプリでのアカウント作成を勧められました。 話を信じた男性は日本人女性を名乗る人物やカスタマーサービスを名乗る人物の指示通り暗号資産の購入手続きを進めるものの、「出金するには本人確認の費用を支払う必要がある」などと言われ、6月から8月までの間に5回にわたり、投資目的や出金費用名目で、指定された銀行口座に計572万4000円を振り込みだまし取られました。 警察では、「投資を装ってSNSでお金を要求するのは詐欺の手口」として、お金を支払う前に家族や知人、警察に相談するように注意を呼び掛けています。