「いま苦しんでいる家族 ひと組でもふた組でも参加して」 病気や障がいがある子供たちが笑顔に、親も心の内をさらけだせる場所がある 「がんばれ共和国」30年の軌跡
久しぶりの再会 コロナ禍を経て4年ぶりに対面開催
がんばれ共和国は、去年30周年を迎えました。新型コロナの影響で2020年からの3年間は、オンライン開催となったため、直接顔を合わせるのは4年ぶり。久々の再会にみんなうれしそうな様子です。恒例の熱気球も4年ぶりで、心待ちにしていた子供たちは、少し怖がりながらも気球に乗り込み、大はしゃぎでした。 最終日の朝、参加者たちを見送る高見さん。長年勤めてきたキャンプ長も今回で最後となります。 高見俊雄さん(去年) 「『がんばれ共和国』っていうのはどこにもバリアしてないので、拒絶もしてないし、だから難病とか障害児とかを抱えた家族の方、苦しんでいる方々もおられると思いますので、そういう人たちが本当に一組でも二組でも参加してくれたらいいなと思います。 今年3月24日。30周年の記念イベントで30年間の思い出を振り返った参加者たち。「がんばれ共和国」を通してたくさんのことを経験し、成長できたと話します。 参加者は 「豊かに育ってくれたのも皆さんとの交流が会ったからだと思うんですね。だからそのことにはすごく感謝しています」 「30年ってあっという間だなと思いましたね。これからは何かしらの形でボランティアでスタッフさんたちみたいに裏方で積極的に参加できたらいいなと思います」
新しいキャンプ長「新しいこと挑戦したい」
新しいキャンプ長を任命されたのは、高校生の時からボランティアとして参加していた藤島麻子さんです。今までの「がんばれ共和国」を守りながらも新しいことに挑戦していきたいと話します。 新キャンプ長 藤島麻子さん 「今まで、守ってきた色だったり雰囲気だったり、高見さんが作ってこられたものがあるので、ベースは崩さずに、それでも新しいものがどんどんできるようなキャンプになったらいいなと思います」 長年キャンプ長を勤めた高見さんは「これからも『がんばれ共和国』が安心できる場所であってほしい」と話しました。 元キャンプ長 高見俊雄さん 「一歩一歩、僕もそうだけども、一歩一歩、急がないでやってきましたから。これからも多分そうなると思う。来る人たちの居場所として考えてもらえるようなところと、実家のような、安心して心許して来ることができるキャンプにしたい」