『温泉シャーク』完成披露にサメ映画ファン喝采 サンシャイン池崎もクラファン支援で「ひと噛み」
さらにLiLiCoは、映画のラストに流れるStorytellingsの主題歌「灼熱の戦歌」にも言及。サメ映画らしからぬ壮大なバラードで締めくくられる楽曲に「主題歌ヤバくない? 大作映画を観たような気持ちになるすばらしい楽曲。普通は、予算がないといって打ち込みなどでやりがちですけど、これは生音ですからね」と感心した様子で語ると、その意見に我が意を得たりという具合に会場からも大きな拍手が。 これまで数多くのサメ映画を観てきたサメ映画ルーキーも「この映画は本当に真面目に作っているんです。なぜみんなこんなに真剣に向き合っているんだろうと思うくらいに本気。サメ映画ではあまり特撮を使うことはないんですけど、この映画ではカポック爆破(爆発によって粉々に砕け散る様子を見せるために使用される特撮技術)を使っていますし、しかもオーケストラ演奏も生ですし、お金をかけるところのバランスがおかしいんです」とその本気度に言及し、会場を笑わせた。
一方、「ヤバいですよ! 神(噛み)映画爆誕ですよ! シャーック!」と興奮気味に語る池崎は、クラウドファンディングのリターンで入手したというTシャツを着用。「クラファンでしかもらえないものなので誇りです」と語るり盛大な拍手を受けると「支援の数が増えれば増えるほど、サメの数も増えるということで、エンドロールに支援してくれた人たちの名前が出てくるじゃないですか。僕、あそこで普通に泣いてました。こんなにたくさんの人たちが協力してるんだと思って、謎の涙が出てきましたね」とサメへの熱い思いを明かした。
それゆえに「映画に出たかった」と残念がることしきりで「監督から直でエキストラを募集しているんで出ませんかというメールが来たんですが、スケジュールが合わなくてあえなく断念しました」と無念そうに報告。「やはりサメに喰われたかったですよ!」とその思いをぶちまけた。
なお、クラウドファンディングで支援をしようとしたきっかけについて「1年ぐらい前からサメ映画を見始めて好きになって、『温泉シャーク』っていうタイトルを見た時に、“ひと噛み”したいっていうのもありました」と語った池崎は、「あとはやっぱりサメ映画が盛り上がってほしかった。(支援の数によって)サメが増えるっていうのがすごく嬉しくて。サメが出てこないサメ映画とかもけっこうあるんですよ。1分も出てないようなのが。これが増えるんだと。そんな大盤振る舞いがあるんだと思っていきました」と説明。 そんなサメ映画への熱い思いをぶつけるように「けっこう高いやつに入れたんですよ。(リターンで)Tシャツももらえるし、クレジットにものるし、フィギュアももらえる。それが家に届きました。やはり盛り上げた一心でやりました」と語る池崎に、LiLiCoとサメ映画ルーキーも「業界を盛り上げてくれてありがとう!」と感謝することしきりだった。(取材・文:壬生智裕)
映画『温泉シャーク』は7月5日より全国公開