13の国・地域の選手が熱戦 25日まで混合バレー世界大会 館山(千葉県)
男女混合チームで競うバレーボールの世界大会「THE2ND3&3 MIXEDVOLLEYBALL WORLDCUP」が23日、館山市の館山運動公園で開幕した。13の国と地域からアマチュアバレーボールチームが集結し、熱戦が展開されている。大会は25日まで。 大会は、特定非営利活動法人日本混合バレーボール連盟が主催。外務省、スポーツ庁、県、館山市、房日新聞社などが後援している。 混合バレーボールは、コート内に男性3人、女性3人が入り、男女交互のローテーションで行う6人制の競技。2005年ごろ、日本で誕生した。 世界大会は、都心からほど近く、温暖な気候、自然の美しさ、歴史的な建造物など多様な魅力を観戦者、参加者らに楽しんでもらおうと20年に同市で初開催。当時はコロナ禍突入期だったこともあり、出場国からの辞退が相次ぐなど、規模縮小せざるを得なく、無観客での開催だった。 今回の第2回大会は、世界的に流行した感染症、緊迫する国際情勢といった波を乗り越え、4年越しの通常開催となった。世界13の国と地域から約200人のアマチュアバレーボーラーが参加した。 23日には、年齢に制限のない「フリーの部」と、コート上の選手の合計年齢を220歳以上にする「Total220」の2種目の予選リーグが展開された。 フリーの部の日本対韓国の試合では、互いに声を掛け合いながら、ボールをつなぎ、スパイクを放ち合うネット際の攻防が繰り広げられていた。 同連盟の大江芳弘理事長は、「前回大会は、パンデミックということもあり、後ろめたい気持ちでの開催だったが、今回自分たちのやりたい形で開催できて良かった。それも関係者や館山の人たちの理解、協力があったからだと思う。さまざまな事情で参加がかなわなかったチームもあるが、今できるベストを尽くした。イベントなどもあるので、地元の皆さんぜひ、遊びに来てください」と呼び掛けている。