パドレス指揮官 ダル「今回も見事だった」山本「これまでで最高の出来」終戦に「落胆している」
◇ナ・リーグ地区シリーズ第5戦 パドレス0-2ドジャース(2024年10月11日 ロサンゼルス) 【動画】大谷翔平、山本由伸の歓喜の瞬間がついに来た!ドジャース優勝決定シリーズ進出 パドレスは11日(日本時間12日)、敵地で迎えたドジャースとのナ・リーグ地区シリーズ第5戦に敗戦。対戦成績が2勝3敗となり、地区シリーズ敗退が決まった。 試合後、マイク・シルト監督は現在の心境に「要約するのは難しい。でも、たくさんの感情が渦巻いている。明らかに最終的な結果に落胆している」と悔しさをあらわにした。 それでも「クラブ全体には絶対的な尊敬と称賛しかない。このクラブは初日から、一人残らずすべてを注ぎ込んだ。そして、彼らは本当に特別なことをやってのけた。お互いのために、そしてサンディエゴのために」と選手、首脳陣、球団スタッフすべてが全力を尽くしてくれたと感謝の言葉を口にした。 ただ、自慢の強力打線は最後は24イニング連続無得点で終戦。指揮官は「『見事』が適切だと思う。脱帽だよ」と相手投手陣を称賛し「ついでに、ドジャースおめでとう。ハードな戦いだった」と勝った相手チームへのリスペクトも忘れなかった。 そして、第1戦で3回5失点と攻略した山本にこの日は5回無失点と抑え込まれ、「これまでで最高の出来だ。100年前のような気がする韓国での第2戦で彼を起用し、第1戦で5得点することができた。今シーズンの序盤、彼にはいいバッティングができた。地区シリーズ序盤の試合では良い打席に立った。私は彼を高く評価している。速球に生命力があるように見えた」とこの日の直球は見違えたと脱帽。 その上で「今夜の日本はかなりエキサイティングだったはずだ。彼は良かった。彼の速球が良かった。必要なときにセカンダリーを投げた。彼は出世したと思う」とダルビッシュとの投げ合いで日本のファンは盛り上がっていたのではと語った。 ダルビッシュは第2戦に続き、7回2失点と粘投。シルト監督は「ユウは今回も見事だったと思う。相手のバランスを崩していた。いくつかのスイングでやられた。それ以外は本当に良かった」と2発を浴びたものの仕事を果たしてくれたと労った。