手取り18万円、つみたてNISAに「月5000円」って意味ないですか? このまま貯めておくほうが良いでしょうか? 数万円も投資する余裕はありません…
資産活用につみたてNISAなどの投資がよいという話を耳にして、興味を持った人もいるでしょう。ただし、投資を始めるには、元手が必要です。収入が少ないので月5000円の投資が精いっぱいという人もいることでしょう。 本記事では、つみたてNISAのメリットやデメリット、2024年からの変更点などに触れたうえで、月5000円で運用するとどのくらいの資産になるのかをシミュレーションしていきます。
【つみたてNISA】メリット・デメリット・2024年からの変更点
つみたてNISAは、2018年1月にスタートした少額投資非課税制度です。現行のつみたてNISA(2023年で終了予定)は、年間投資上限額が年間「40万円」(生涯投資上限額は800万円)となっており、最大で20年間まで非課税で運用できます。現行のNISA制度には、つみたてNISAのほかに、一般NISAがありますが、両者は併用ができません。 ・2024年からの変更点 2024年から始まる新NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠が設けられており、両者は併用も可能です。年間投資上限額はつみたて投資枠が「120万円」、成長投資枠が「240万円」となり、生涯投資上限額が「最大1800万円」(うち成長投資枠1200万円)に増えています。新NISAでは非課税保有期間が無期限化されるため、より長期での運用がしやすくなりました。 ・つみたてNISAのメリット つみたてNISAのメリットは、非課税でお得に運用できることです。銀行で貯金する場合は、預けたお金の利息に対して20.315%の税金が差し引かれてしまいますが、つみたてNISAを活用すれば分配金や譲渡益に税金がかかりません。投資初心者でも気軽に始めやすいこともメリットです。 つみたてNISAの投資対象商品は、国が厳選しているため安心感があります。年間投資上限額の範囲内で、自由に投資額を設定できることも、つみたてNISAのメリットです。月額1000円や3000円といった少額での投資も可能なので、収入が低い人でも気軽に始めやすいでしょう。 そのほかにも、長期運用で複利効果が期待できることや、将来的に資産が大きく増える可能性があること、いつでも解約や換金ができるといったメリットもあります。 ・つみたてNISAデメリット つみたてNISAのデメリットは、投資である以上暴落のリスクもあることです。預貯金と違い保証がないので、暴落した場合は元本割れする可能性もあります。損失と利益を相殺する損益通算ができないことも、デメリットです。