試合前、笑顔を見せる新庄監督＝札幌ドーム（撮影・田中太一）

　「オープン戦、日本ハム３－２阪神」（２日、札幌ドーム） 　有意義な雪中行軍だった。札幌ドーム入りした日本ハム・新庄剛志監督（５２）は１１時５分からのミーティングに出席。続いてエスコンフィールドに移動して教育リーグを視察。再び札幌ドームへ。片道約２０キロ。「怖いもんね、本当に」という雪が降り積もる道をマネジャーの運転する車で往復。両球場での選手のアピールを喜んだ。 【写真】メンバー表交換の岡田監督　新庄監督ほどじゃないけど破顔一笑www 　「みんないい動きをしていた」と目を細めたのはエスコンでの一戦。試合開始は１１時で、四回に到着した。マルティネスと万波の一発に「打ってほしいバッターが打ってくれた」。万波の一発を見届けて、１５時開始の札幌ドームに移動した。 　阪神戦はバーヘイゲン、初実戦の加藤貴がともに好投し、杉浦は１５９キロを記録。「ピッチャー、いいですね」と笑顔。２軍主体の野手は中島が走攻守で存在感を示し、浅間は３戦連続複数安打。「（浅間は）１軍に残りますよ。ピッチャーも何人か」と明かした。 　心残りは一つ。エスコンで先発した山崎の登板に間に合わなかったこと。３回無安打の好投を「映像で確認するのでいいんですけど、やっぱり生で見たいと思って」。それでも充実の一日を終えて「みなさんも帰り気を付けて」と笑顔で帰路に就いた。