JALのA350-1000、2号機もロゴ入りに 4/17から
日本航空(JAL/JL、9201)は4月16日、赤い「A350-1000」ロゴのデカールを貼り付けた新長距離国際線機材エアバスA350-1000型機の2号機(登録記号JA02WJ)を報道関係者に公開した。すでにデカールを貼り付けている初号機(JA01WJ)と同じデザインと色で、国際線の次世代フラッグシップをPRする。 【写真】赤いロゴ入りになったJALのA350-1000 2号機 デカールは機体後部の左右に貼り付けられ、大きさが1枚約2メートル×1メートルのものを片側28枚、計56枚貼り付けた。 初号機と2号機とも、仏トゥールーズでエアバスから引き渡された際は、機体後部は何も描かれておらず、真っ白な塗装だった。初号機のデカールは羽田へ到着後、2023年12月に就航前の整備作業と共に貼り付けられ、これまではデカールありが初号機、なしが2号機と4月12日に就航した3号機となっていた。 デカールを貼った2号機の初便は、17日の羽田発ニューヨーク行きJL6便を予定。JALによると、3号機にデカールを貼るかは現時点で未定だという。 A350-1000の座席数は4クラス239席。ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用し、ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)の「X35」と呼ばれる座席配置になっている。 JALは置き換え対象であるボーイング777-300ER型機と同数となる13機のA350-1000を導入予定。16日時点で3号機まで受領しており、今年度は8機体制を計画している。2路線目の羽田-ダラス・フォートワース線にはあす17日から投入し、年度内に3路線目の羽田-ロンドン線に導入する見通し。 2019年9月1日に就航した国内線機材のA350-900は、初号機(JA01XJ)から3号機(JA03XJ)までの3機が特別塗装機。初号機は“挑戦”を示す「レッド」、2号機は“革新”の「シルバー」、3号機は“エコ”の「グリーン」を採用し、機体後部にエアバスとA350-900のロゴが塗装で描かれた。これら3機はエアバスの工場で塗装作業が行われ、トゥールーズを出発時には描かれていた。
Tadayuki YOSHIKAWA