富士通・町田瑠唯、号泣歓喜の優勝 「最高です。恩返しができたかな」自身4度目決勝でついに悲願
◆バスケットボール女子 ▽Wリーグ プレーオフ決勝 デンソー―富士通(15日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ) バスケットボール女子Wリーグのプレーオフ決勝は15日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、両者1勝1敗で迎えた2戦先勝方式の第3戦で、レギュラーシーズン(RS)1位の富士通が、同2位のデンソーに89―79で勝利。2007~08年シーズン以来、16年ぶり2度目の優勝を飾った。5人が2ケタ得点を挙げ、総合力で上回った。 デンソーは初優勝と皇后杯との2冠を逃した。 富士通は21年東京五輪銀メダルで、アシスト女王・町田瑠唯が、司令塔をしてチームをけん引しつづけてきたが毎シーズン、タイトルには届かなかった。町田自身は今回が4度目の決勝。「自分も絶対優勝したい」と並々ならぬ覚悟で挑み、悲願を達成した。 優勝が決まった瞬間、町田の目には涙が。ユニホームで拭いても拭いても、あふれる涙は止まらなかった。試合後、場内でのインタビューでは「最高です」と笑顔も、すぐまた涙が。「13年間の思いとか、今まで関わってきてくれた人の思い、ファンの方々、家族もそうですけど、恩返しができたかなと思います。みんな素晴らしかった」と喜んだ。
報知新聞社