幸せな1年へ祈り 福島県内、初詣客でにぎわい
福島稲荷神社、長蛇の列
新年を迎え、福島県内各地で初詣でにぎわう光景がみられた。 福島市の福島稲荷神社では1日未明から、多くの初詣客が訪れ、家内安全や無病息災、学業成就などを願い手を合わせた。 雪が降る中、家族連れらが拝殿から境内の外まで長蛇の列をつくった。順番にさい銭を投げ入れて拝礼しおみくじを引いて結果に笑みを浮かべる人もいた。桑折町に帰省中の相模原市の大学生(19)は「勉強とバイトの両立が目標。大人としての責任と自覚も持ちたい」と話した。
新年祝い鶴ケ城「元旦登閣」
会津若松市の鶴ケ城で1日、天守閣に登る「元旦登閣」が行われ、訪れた市民や観光客が新年を祝った。 会津若松観光ビューローが毎年行っている。干支(えと)の「巳(み)」などの焼き印が押された「鶴ケ城飯べら」が来場者に配られた。飯べらはミズキを加工した縁起物で、「福をめしとる」「敵をめしとる」との意味が込められている。 同僚2人と訪れた同市の医師(26)は「今年は社会人2年目。まだ慣れないことも多いけれど、後輩に仕事を教えられるように頑張りたい」と話した。
福島民友新聞