『天穂のサクナヒメ』開発者、稲作が“近代的すぎる”理由語る。現代を飛び越えて古来の稲作を調査するのは「難しすぎた」
和風アクションRPG『天穂のサクナヒメ』開発元のえーでるわいすに所属しているなる氏は7月9日(火)、自身のXアカウントにて『天穂のサクナヒメ』の稲作が“近代的すぎる”のはゲームの意図だと明かした。 なる氏は稲作が近代的である主な理由を2つ挙げている。1つは稲作素人である開発陣が、現代を飛び越えて古来の稲作を調査するのは難しすぎたからだという。2つ目は、本作のプレイヤーになるべく身近な稲作を知って感じてもらいたかったためとのこと。 『天穂のサクナヒメ』は、「ヒノエ島」を支配する鬼と闘う爽快なコンボアクションと、 日本古来の米づくりを深く再現したシミュレーション要素が融合したユニークな和風アクションRPGだ。Steamでは7月12日(金)まで、PSストアとニンテンドーeショップでは7月17日(水)までセール価格で購入ができる。 作中では、田起こし、田植え、収穫など一つ一つの工程を丁寧に行う本格的な稲作が楽しめることが大きな特徴だ。 なる氏によると、「本作の稲作が近代的すぎるという指摘がたまにある」という。公式サイトでも“日本古来の米づくりを深く再現”とあるので、少し近代的すぎるのではないかと感じる人もいるのかもしれない。 作中では、より良い種籾(たねもみ)を選ぶ種籾選別の作業がある。種籾の沈んだ桶に泥や塩を入れて混ぜることで比重が軽く低品質な種籾を浮かせて取り除くことができるのだ。しかし、これはやりすぎると収穫量も減るので注意が必要である。 その後、選別した種籾を育苗箱へまき、苗になるまで育てる育苗(いくびょう)という工程がある。この育苗箱が、どちらかといえば近代的な要素だといえるようだ。 なる氏は、開発初期には水苗代(みずなわしろ)を検討していたとも明かした。 水苗代自体は現代も時々見ることができるという。 『天穂のサクナヒメ』は現在TVアニメの放送が開始したばかり。今後アニメの中で稲作がどのように描かれるか気になるところだ。
電ファミニコゲーマー:アきら
【関連記事】
- 最大20人で遊べる人狼ゲーム『ダンジョン人狼』のSteamストアページが公開。市民陣営と人狼陣営に別れ、それぞれの勝利条件を達成するためにダンジョンを探索しよう
- 「2024年サンリオキャラクター大賞」投票スタート。1986年から続く恒例行事、今年は90キャラクターが参戦。50周年を迎えるハローキティや初の5連覇がかかるシナモロール、初出場のはなまるおばけなど強豪が揃う
- 『はたらく細胞』の実写映画が2024年12月に公開決定。永野芽郁さんが「赤血球」、佐藤健さんが「白血球」を演じる特報映像もお披露目
- 球体に入った人が転がりながら頂点を目指す『Only Up』ライクのアクションゲーム『A Difficult Game About ROLLING – ReUpRise』がSteamにて配信開始
- Xbox Game Passの4月配信スケジュールが解禁。『幻想水滸伝』シリーズの元スタッフによる新作『百英雄伝』のほか、ヤドカリのソウルライク『Another Crab’s Treasure』、中世に生きる領主の戦略ゲーム『Manor Lords』 など