SMILE-UP.社が性加害報道で英BBCに抗議 東山紀之の発言を“意図的に歪めた”と訴える
SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が4月25日、イギリスの公共放送・BBCに抗議文書を送付したことを明らかにした。 【写真】記者会見でSMILE-UP.廃業を発表した東山紀之社長 BBCが同社の性加害問題について取材した番組「捕食者の影 ジャニーズ解体のその後」で、社長・東山紀之さんの発言を意図的に歪めて放送したとSMILE-UP.社は指摘。 そのため番組の放送後、東山紀之さんに対する誹謗中傷を助長しているといった誤った批判がなされているとして、「厳正に抗議するとともに、訂正と謝罪を要請する文書を送付いたしました」と発表した。
SMILE-UP.が訴えている歪められた発言
SMILE-UP.社は取材の際に、東山紀之さんが誹謗中傷をする人物に関する質問に答えた内容のうち、放送では「なるべくなら誹謗中傷は無くしていきたいと僕自身も思っています」という発言が省略されたと訴えている。 今回の発表によれば、東山紀之さんの質問に対する解答は、本来以下の通りであったとSMILE-UP.社は説明した。 「言論の自由もあると思うんですね。僕は別に誹謗中傷を推奨しているわけでもなく、多分その人にとっては正義の意見なんだろなと思う時もあります。なので誹謗中傷をどういうところのそのライン引きというのは大変難しいなと思っています。なるべくなら誹謗中傷は無くしていきたいと僕自身も思っています」
BBCが追いかけてきたジャニー喜多川の性加害問題
「捕食者の影 ジャニーズ解体のその後」は、日本では3月30日に、BBCのニュースチャンネルで放送されたドキュメンタリー番組。 BBCでは2023年3月、「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」と題して、旧ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川さんが、少年たちに性的虐待を加えていたと大々的に報道した。 今回問題となっている番組は、その続編となる。 日本の大手マスメディアがほとんど報じてこなかった内容が話題を呼んだ前作から約1年後、再びBBCが性加害問題について取材。 SMILE-UP.社長の東山紀之さんにインタビューを行い、SMILE-UP.が被害者に対してどのように対応しているのかが語られている。
KAI-YOU編集部