【プリンス関西プレーオフ】昨年3部降格を経験した「最弱世代」が手にしたプリンス昇格、興國Bの江島洋平監督「全く想像できなかった」
今年の3年生の代を1年から担当してきた江島監督。彼らは「最弱世代」と言われていた学年だったそうで、事実昨年はCチームを2部から3部へ降格させてしまった。「まさか彼らを中心に1部リーグを戦って、昇格するってことが全く想像できなかった。彼らの成長がいい意味でこちらの期待を裏切ってくれた」少しずつ階段を上がっていく姿を間近で見てきた指揮官は感慨深げにそう語り、彼らの成長に目を細めた。 Bチームがプリンス関西2部に昇格を果たしたことにより、来年はトップチームがプリンス関西1部、Bチームが2部。Cチームが大阪府リーグ2部に昇格、Dチームも3部に昇格。そして府リーグに参加可能な3枠が一つ空くことでEチームが4部に参入できる。つまり、このBチーム昇格は興國にとって公式戦の場が1カテゴリー増えるという意味も持っていた。 「来年はトップチームがプレミアリーグに上がって、Bチームがプリンス1部に上れるようにやっていきたいと思います」 興國が次に目指すはトップチームのプレミア昇格。そしてプリンスにB、Cチーム。選手たちが高いレベルで経験を積むため、興國は更なる高みを目指す。 (文・写真=会田健司)