「信じられない」「マンガみたい」本命党を絶望から救った“伝説の激走”が『2023年競輪好プレー年間大賞』に輝く
netkeirinは3月にアンケート「競輪ファンが選ぶ『2023年競輪好プレー年間大賞』」を実施。2023年の「競輪好プレー月間大賞」10本から、競輪ファンに年間大賞と思うもの、およびその理由を聞きました。その結果、1位に輝いたのは新田祐大(38歳・福島=90期)です。 23年2月4日、奈良競輪「春日賞争覇戦(GIII)」の3日目。準決12Rに出場した新田は、レース中にフェンスぎりぎりまで外に飛ばされ、一時は落車の危機に陥ります。しかし、なんとか持ち直して後方から轟然(ごうぜん)と追い上げ、圧巻の強さで1着に。 もはや伝説となったこの激走で、「2月 新田祐大“眠らないホワイトタイガー”」が43.2%ともっとも多い得票率になっています。 結果と投票コメントは以下のとおりです。
競輪好プレー年間大賞2023 結果
※左から順位、選手名、得票率 1 「新田祐大“眠らないホワイトタイガー”」(2月) 43.2% 2 「北井佑季“郡司さん”を信じて」(8月) 12.2% 3 「古性優作“鬼レンジャー”可能性の話」(9月) 11.5% 4 「守澤太志“俺は誰ですか”」(12月) 10.8% 5 「松浦悠士は生きるソニック“スイッチからの超加速”」(7月) 8.0%
投票コメント
1位 新田祐大 “眠らないホワイトタイガー”(2月) ・「あの大ピンチの状況からアタマまでくるというマンガのような展開は語り草になると思いました」 ・「あそこまで飛ばされて、単騎での怒涛の走りは驚愕です」 ・「あのレースは奈良の33で、あんなに当てられてフェンスぎりぎりまで、外に飛ばされ、最後方になり、最終ホームから、怒り?の怒涛の捲りで勝ってしまう新田祐大を象徴するレース。普通の選手なら、フェンス激突して落車してしまうはず」 ・「アクシデントを乗り越えた一着。あの捲りは、アドレナリンが出ないと無理」 ・「オルフェーヴルみたい!普通なら落車してもおかしくないのにそこから一着になるのが信じられなかった」 ・「2度と見られないことは嘘ではない」 ・「これぞ新田祐大の底力。諦めない気持ちで多くの本命党を絶望から救った、まさに2023年のベストレース」 ・「この走りされたせいで嫌でも新田を買ってしまうようになったから」 ・「見たことがない あり得ない 長く語り継がれるベストプレー」 ・「どんな状況になっても、1着を目指す気持ちが伝わる走りでした」 ・「競輪の常識では考えられないような展開。これが競輪と界隈の外の人にも驚かせられるレース」