カプセルタイプと4人部屋の計41室が完成…震災復興に従事する自治体職員向けの宿泊施設が完成
能登半島地震の被災地、石川県輪島市では能登空港の敷地内に被災地に派遣される自治体職員向けの宿泊施設が完成し、31日から運用が始まりました。 【写真を見る】カプセルタイプと4人部屋の計41室が完成…震災復興に従事する自治体職員向けの宿泊施設が完成 この施設は、被災地に中長期にわたって派遣される県内外の自治体職員や奥能登に配属される県職員などの宿泊拠点となります。今回、第1弾として完成したのは1人用のカプセルタイプ29室と1人部屋11室、4人部屋1室の合わせて41室です。トイレやシャワーが複数完備され、洗濯機も置いてあるほか1人部屋には長期滞在も可能なようにキッチンや電子レンジも設けられています。 県復興生活再建支援チームの斉藤淳さんは「応援職員の移動時間の短縮、宿泊環境の改善を目的にしている。もとに戻すだけでなく創造的復興ということでいかに人を呼び戻していくかということもあるので、こういった施設が意味を持ってくると考えている」と話していました。 県では6月末までに能登空港で200室を追加で整備するほか、珠洲市と穴水町にも50室ずつ建設する予定で地震の復旧・復興作業を本格化させます。また能登空港に隣接する日本航空学園の学生寮225室も支援者の宿泊先として提供されています。
北陸放送