「災害、自分事として考えて」 東日本と阪神大震災の語り部
東日本大震災と阪神大震災の語り部が自らの活動について講演するイベントが14日、福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で開かれた。元日に起きた能登半島地震に触れ「災害はいつ起きるか分からない。自分事として考えてもらえるように伝えていきたい」と話した。 小学生の時に東日本大震災で被災した同館の語り部横山和佳奈さん(25)は「普段の活動で『災害はいつ起きるか分からない』と伝えているが、心のどこかで『お正月には起きないだろう』と思っていた」と話した。語り部の遠藤美来さん(22)も「災害をひとごとではなく自分事として考えてほしい」と訴えた。