優待名人・桐谷さんのゆく年くる年【2025年・新春】2024年の投資成績を振り返ってもらったほか、桐谷さんが2024年中に買って儲けた株&損した株も大公開!
優待名人・桐谷広人さんの2024年の投資成績や、儲けた株&損した株を大公開! ●桐谷さんが選んだ2024年の相場を表す漢字は「乱」! 暴落のバーゲンセールで大量に株を買い、最終損益はプラスに! ※画像をクリックすると拡大できます。 【図版】2024年に桐谷さんが儲けた株は「グリーンエナジー&カンパニー」(1436)! 2024年は新NISAの開始や日経平均株価の大幅な変動など、投資の話題に事欠かない年だった。なかでも、8月5日の日経平均株価の急落が印象に残ったようで、桐谷さんの2024年を表す漢字は乱高下の「乱」。 「史上最大の下げ幅を記録して、混乱した人も多かったんじゃないかな。でも、私はこういう相場全体の一時的な下げを『バーゲンセール』と呼んでいて、安くなった株をたくさん買いました。その後すぐ日本株が反発したので、個人的にはラッキーな仕込み場に。年間の投資成績も、日経平均株価並みのプラスで終えられそう」(桐谷さん) 仕事面では、メディアや講演会に引っ張りだこの桐谷さん。それでも、仕事の合間を縫って、変わらず株主優待ライフを満喫しているという。 「2024年も株主優待を使って、家族や友達と旅行やごはんを楽しみました。テレビのロケで兄妹4人旅が実現できて、みんなで行った『伊豆シャボテン動物公園』が本当に楽しかったな」(桐谷さん) 2024年も株主優待を使い倒した桐谷さん。家賃・公共料金を除くと、2024年に1万円以上の現金を使ったのは、たったの2回だけだとか。徹底ぶりに脱帽! ●桐谷さんが2024年に「儲けた株」と「損した株」を発表! 株主優待の大幅拡充後に買い、権利確定前に売って大儲け! 続いて、桐谷さんが2024年に売買した銘柄のうち、特に儲けた株、それに損した株を1銘柄ずつ紹介していこう。 まず、儲けた株はグリーンエナジー&カンパニー(1436)だ。 グリーンエナジー&カンパニーは、2024年5月7日に株主優待の大幅拡充を発表。従来は、200株以上で保有株数に応じて「QUOカードPay」1000~3000円分がもらえたが、変更後は300株以上で「QUOカード」1万5000円分を年2回もらえることに。拡充発表の前日終値で計算した株主優待+配当利回りは12%超! あまりの高利回りぶりに買いが殺到した。 「私が買えたのは、ようやく値動きが落ち着いた5月13日。その後も上昇が続きましたが、権利確定後に株価が大きく下がるだろうと思いました。そこで、権利付き最終日までに300株すべて売りました。約26万円プラスとなり、優待利回りを大きく上回る利益をあげられました! 」(桐谷さん) 続いて損した株は、ユニバーサルエンターテインメント(6425)だという。 ユニバーサルエンターテインメントは年初来安値を次々に更新していたので、ナンピンで買い向かった桐谷さん。8回に分けて合計1000株を平均1483円で買ったが、下落トレンドは一向に止まらず。 「さらに、11月14日には業績予想の下方修正と減配を発表し、まさに泣きっ面に蜂。下落に拍車がかかり、1月に付けた年初来高値2394円からは半値以下になってしまいました……。ナンピン買いもむなしく、含み損が40万円超まで膨らんでいます。株価が反転上昇するのを気長に待ちたいと思います」(桐谷さん) ちなみに、優待品は人気の「QUOカード」。しかし、株主優待が株価下落のブレーキになることもなかったようだ。
ザイ編集部
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