【バレー】ヴィアティン・浅川希「コートが広く見えるようになった。トライができています」、黒川つづみ「V3を作っていく役目を感じている」 Ⅴ3女子
11月25日、26日にAGF鈴鹿体育館(三重県)で行われたバレーボールV3女子よりヴィアティン三重の試合後会見コメントをお届けする。 ■25日 ヴィアティン三重対福岡カノアラウレアーズ ヴィアティン 1(16-25、21-25、25-20、22-25)3 カノア ■26日 ヴィアティン三重対倉敷アブレイズ ヴィアティン 1(22-25、23-25、25-14、21-25)3 倉敷
11月25日 ヴィアティン三重対福岡カノアラウレアーズ戦
●西田誠監督 まず無事に開幕を迎えることができてほっとしています。 途中大きな離脱がなく、チーム全員で良い気持ちでリーグに臨めていることが何よりですね。 今日の試合ですが、第1セットは被ブロックが多く、サイドアウトが思うように取れませんでした。 第2セットはこの点を修正して、スパイクが効果をあげ始めてきました。 そして、第3セットではブレイクと絡まり、セットを奪取できました。ここは評価できると思っております。 第4セットはどちらに転んでもおかしくなかったのですが、ブレイクを取るチャンスではもう少しサーブで攻めることができたはずだと思います。プレッシャーで自分の持っているサーブが出せなかった。 内容はセットを重ねるごとに良くなっていて、(今季の立ち上げより)チームが安定してきたなと思える展開でした。 少々甘いかもしれませんが、私自身はポジティブに捉えております。 ●草深ことみ主将(オポジット) 約1年ぶりに、鈴鹿で皆さんの前でこうやってプレーができたこと、メンバーみんなで開幕戦に参加できたことがまず良かったと思います。 2セットを連取されて、前半少し硬くなってしまったのですが、皆さんの応援のおかげで第3セットを取ることができました。チームとしても自信になると思います。 今日の負けを引きずらないで、明日はまた切り替えて、倉敷さんに全力で戦いたいと思います。 ●浅川希選手(アウトサイドヒッター) 開幕戦をホームで迎えられたことが本当にありがたいですし、嬉しい思いです。 試合はスタートが課題だと思っています。これからのリーグ期間中も自分たちの課題として取り組んでいくポイントです。 (押されていた中でも)1セットを取り返せたことを自信にしていきたいと思います。 相手3チームはみんな強いです。それは自分たちでも認識しているので、しっかり勝てるように全員でまた戦っていきたいと思います。 ●長田詩夏(セッター) ファンの皆様や職場の方や家族にホームゲームを見に来てもらえて、その中で開幕戦を迎えられたことはとても嬉しいと思っています。 勝てなかったのは悔しいですが、まだまだここからなので全力で1戦1戦を戦っていきたいと思います。 ーー草深主将に。開幕までにチームが取り組んできたことは? 草深:ブロックです。新人を迎え入れて、チームを再始動した時からずっとブロックを強化してきました。 ブロックとディフェンスのコンビネーション、トータルディフェンスですね。 昨シーズン強化したレシーブと今シーズンの強化ポイントであるブロックを組み合わせて、トータルディフェンスに取り組んできました。 ーー選手として今季の自身の目標は? 草深:大事なところで点数を取る、トスが上がってきたら決める、ということです。 ーー浅川選手に。サーブレシーブで要となりながらアタック決定率も50%近くを出しました。大活躍でしたが、今日のプレー評価や、今シーズンが始まるにあたって何か掴んだものがあるのなら、それを教えてください。 浅川:今日の出来は…良かったと思います(笑) でも、みんなをプレーで引っ張ることに対してはまだ足りていないと思っています。 みんなに影響を与えるようなプレーをもっとたくさんしていきたいです。 攻撃面では今までの経験も踏まえて、より広く相手を見ることができるようになったというか、空いてるところが見えるようになったというか。 冷静にコートの空いてるところに落とすことができるのが強みというか、ちょっと自信がついてきた部分ですね。 ーー何かきっかけはありましたか? 古巣、アランマーレのV1昇格を現地で目にされたと伺いました。 浅川:アランマーレもそうですし、今まで練習試合をやってきた強いチームからの影響もあります。自分より上手な選手はどこに行ってもやっぱりいますから。 そういう選手を見て、「これいいな」「これを自分もやってみたいな」ということはずっと感じてきました。 やりたいなと思っても、今まではなかなかトライができなかったのですけれども、今季は「それをやってみよう」というトライができているかなと思います。 ーー長田選手に。今日のトスワークについて。 長田:去年とは全然違うチームになりました。どこからでも攻撃できるアタッカーがいます。 その中でも相手の高さにやられてることもありますし、ブロックされて苦しい展開もありました。まだまだアタッカーの良さは引き出せるはずですし、相手を見たトス回しも考えてあげられると思います。 ーーディグで粘りも見せましたね。 長田:自分は身長が低くて、高さの部分での活躍はできません。バックに下がった時は3ローテ、しっかりレシーブでつなぐ。ブロックに跳んだ時は自分はどうしても上から抜かれてしまうので、そこを助けてもらうかわりに、自分はレシーブで頑張ろうと思ってプレーしています。 ーーレシーブが得意、そういえば金蘭会出身ですね。 長田:そのプライドを持って頑張っています(笑) ーー同じチームとの対戦機会が多いので、セッターとしては悩ましいのでは? 長田:今日調子が良かった選手とか決まった攻撃とか、次はそこにマークをされることもあると思います。先に自分たちから攻撃を組み立てて、守りに入らずに攻め続けて、調子のいい選手がいたらボールを集めて点を取っていくのもやり方の一つだと思います。 アタッカーみんなを信じて、バックアタックも含めて全体で攻撃ができたらなと思います。
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