「ステップファミリーを2度経験し」おかもとまり シングルマザーから再婚した今、子どもとの関係は
── しかし、2018年に離婚されてシングルマザーに。 おかもとさん:離婚後は、彼との間に生まれた2歳の息子を連れて群馬の実家に帰りました。離婚とほぼ同時に、ものまね芸人を引退したため一時的に仕事がなくなってしまい、落ち込んだことも。でも、シングルマザーになったからには、自分で息子を育てないといけない。働かないといけないと思い、自分で企画書や営業メールをして必死に働きました。 東京で仕事があるときは、子どもを実家の両親に預け、できるだけまとめて予定を入れて2、3日東京に滞在。夜は友達の家に泊まったりスーパー銭湯に行ったりしました。仕事を頑張ったおかげで、徐々に収入が増え、子どもとふたりで生活していくぶんには困らないくらいには稼げるようになりました。
── 離婚をするにあたって、子どもの養育費の取り決めはしましたか? おかもとさん:子どもが20歳になるまで、どちらかが再婚した場合でも支払いを継続すると書面に記載しました。元旦那さんから受け取った養育費は子どもの将来に備えて積み立て運用しています。 ── お子さんに、離婚について話したことはありますか? おかもとさん:子どもが4歳のときに、なぜパパがいないのか聞くようになってきて、「パパとは離婚しちゃったからだよ。ごめんね。今はパパには別の家庭があって赤ちゃんも産まれたばかりだから会えないけど、優しいパパだよ。いつか必ず会いに行こうね」と伝えました。私が離婚したとき下の子どもは2歳だったし、父親のことはよく覚えていなかったのか、とくに気にしている様子はなかったです。友達が家に遊びに来たときにゲームしながら「この家にはパパがいない!」とギャグにして友達を笑わせていました。
── 小学校入学以降のお子さんの様子はいかがでしょうか。 おかもとさん:小学校に入学したとき、学校に馴染めず毎朝泣きながら登校する息子の姿を見ているのはつらかったです。幸い同じクラスの子に息子を心配して声をかけてくれる女の子がいて、その子を通じて少しずつ学校生活に慣れていきました。1年生の2学期以降は登校の際に息子も泣かなくなり、楽しく通えるようになりました。たまに私が冗談で「学校を休んでママと遊ぼうよ」と言うと、「僕は真面目だから学校は休まないよ!」と笑って答えるほどです。